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1125 雲見

天気はいいものの、海況が悪い為(風のうねりではなく、低気圧のうねりだそうだ)、東伊豆から西伊豆の雲見へ移動。雲見はボートポイントのため、初ドライでボートってどうなの!と、ちょっと緊張。しかしそんな間に雲見へ到着。富士山が綺麗!この写真を撮りたかったのだが、すっかり忘れてしまっていた。ものっすごく綺麗だったんだよなあ。景色のいいところで潜るのって、潜っている間は関係ないのだけど、妙に気持ちがいい。富士山は、私がなじみがないからかもしれないが、伊豆で潜る醍醐味の一つといってもいいかもしれない。そんな事を思いながら、準備をすすめる。
1 本め。前回、エントリでマゴマゴして出遅れた経験があるので、今日はきっちり入るぞ!と、エントリ。ばっちり決まったぜ!と思ったのはつかの間、後で思えば陸の方向を確認するのを忘れていた。まあ、ビーチな訳ではないので、確認しても戻れるかというとちょっと違うんだけど、だからといって確認しなくていいという訳ではないのであり・・・。あーあ。
ま、何はともあれエントリである。少し流れがあって、事前に聞いていた通り、ブイから底に繋がっているロープが斜めに流れている。「少し潜りに慣れるとついつい自由潜行しようとしてしまうから気を付けて」と言われていたので、それに従うべく、ロープに近付きつつ潜るつもりだったが、これがなかなかロープにつかん。まあいいかと下に降りてみた。いつもに比べてウェイトが多いので(ドライの方がウェットに比べて+2Kg、今回は10Lタンクだったのと初ドライだったので、念のため+3Kgにしておいた)えらく潜行が速い。こりゃいかんね。ちなみにこれは、後で師匠からダメだしを食らった。進行方向がロープの付け根の方だったので、まっすぐ降りると(=流されて降りると)無駄だ、とのことでした。ご尤も。
エントリ後、周りをキビナゴがとりまく。この日はずっとキビナゴ流星群にあちこちで会う事ができて(群れとしてはどうも 1 つみたいだ)、群れ好きとしては幸せでした。そしてちょっと広場に移動。今回、久々にゴムフィンからレンタルのプラフィン(と思ったら、シリコンだからプラよりは軽くないと言われたが)にしたため、軽い!軽すぎる。ちょっと前までプラフィンだったのになあ。こりゃドライ用にゴムフィンいるなあと思いながらちょっと進む。ここでお勉強。ドライにばーっと空気を入れられて、対処できるかやってみようー、いくよー、ということで、師匠に一気に空気を入れられたところ、あれよあれよと浮いてしまった。しかも途中で足がつったため、こりゃだめだわ、と、あきらめて浮上。ここまで軽くいってしまうのは、さすがに久々である。一応、浮上しても(ギリギリ)大丈夫な深さだったということだが、本来はやっちゃいけないことなので、あーあ、である。私が上に浮いている間、下では師匠が「あのようになってはいけません」とスレートに書いていたらしい。くっそ!しかしそれにしても、宣言されたとは言え、何から抜いていいか、分からないもんだなあというのが率直な感想。BC 抜いて肺から空気を吐けば、まずコントロールできる、と言われた。
お勉強のあとは、タツノオトシゴ(ハナタツとの差が分からん)とベニイザリウオが並んでいるところを見た。タツノオトシゴははまじでかわいい。あの先っぽの、くるっ、てところがたまらないのである。イザリは相変わらず変な顔。ぶさかわいいって、こういう時に使うんだろうな。
その後は水路(大牛と小牛の間)を通ってツバメウオに会う。なにこれ、かわいい!かわいい魚という表現が適切なのかわからないが、とてもいい魚。いいなー、こういうのを見ると写真が撮りたくなる。次回来る時には是非デジカメを持参したいところである。少し前は別のところにいたらしいが、流れが発生していたせいか、水路に落ち着いた様子。
トウシマコケギンポと戯れたりしながら広場の方へ戻り、Exit。ドライに慣れる 1 本、って感じでした。
2 本目。入った瞬間、っていうかさっき反省したばっかなんですけど!と思いながら、またもコンパスをあわせるのを忘れたままエントリ。相変わらず潜行が速いため、あーあと思っている間に底に着いてしまった。後でショップに帰った時に、ウェイト減らせばよかったのにと言われ、すっかりそんなこと忘れていた事に気付いた。ははは。とりあえず、人間なかなか進歩しないもんである。
セジロノドグロベラ yg 等のベラ yg を見て(師匠がベラ好きの様子。最近分かったが、私はベラでテンション上げるのは結構難しいみたいである。が、稀に上がる)今度は大牛をぐるっとまわって洞窟へ。その間、イソギンチャクエビ、カザリイソギンチャクエビやミツボシスズメダイあたりを見る。洞窟では透明で体の中がスケスケ!のサクラテンジクダイや、アカネテンジクダイが見れる。それに混ざって○○がいる、といわれていて、実際見たのだが、何の魚だったか忘れてしまった。あー、悔しい。ソリハシコモンエビ(もっと小さくてかわいいと思ってたらでかかった)を見て、洞窟から出る。この、洞窟から出る時が好き。海が青くて、綺麗。同行したメンバーの一人は、この洞窟の様子がとても気に入った様子だったが、私はそのものより出る時の方が好きだなあ。
帰りは再度水路を通って砂場の方へ。途中、でかいオオモンハタやキビナゴ×ゴマサバ、あらためてこんにちはのツバメウオに会えて幸せ。ツバメウオ、かわいすぎ。ちなみに、ナンヨウツバメウオだと思っていたら、どうもツバメウオであるようでした。メンバーが後で「あれ、綺麗な魚だけどハリボテみたいだよね」といっていて、ちょっとうけた(周りのヒレがでかすぎる)。
1 本目の最後の方、あんまりドライでも関係ないかも、と思って来たが、2 本目でその感覚が強くなった。意外といけるかも。
3 本目。油断は禁物だが、この頃になるともうすっかりドライも平気。2 本目の最後の方で、っていうか、自分で魚探せてないな今日は、と思えるくらい、素に戻ってきていた。よし、3 本目はちゃんと魚と目を合わせるぞ!改めてタツとイザリに会いに行った後、今度は小牛側から水路の下辺りへ。だと思うんだけどなー。実はこの 1 本、ちょっと楽しくなってしまって道筋を覚えていない。あちゃー。相変わらず覚えられない雲見であった。
この 1 本で最もヒットは、イロイザリウオ baby!それまで深度を落とさなかった師匠が、すとんと落としたので、なんだなんだ?と思っていたら、やっぱり見物が。小さいのなんのって!後で写真を改めて見たが、50 円玉といい勝負の大きさで、顔は相変わらずだけど、こりゃかわいいわ、でした。その後、タツノオトシゴ(最初のとは別物)やキイロイボウミウシ(ゴムで出来たおもちゃかと思うくらいの大きさだった)を見て、水路の下あたりからぐいーんと上がって帰ってきました。
砂場に着いてから、しばらくドライスーツで遊んでいいよというので、エアを入れたり抜いたり浮いてみたり沈んでみたりして遊んだ。自分でやる限りは浮かないなあ。ちなみにその後、別に平気だった、と師匠にいったところ、「それはまだトラブルに巻き込まれてないからだ」と、にやりとされてしまった。一度痛い目を見なければならないらしい。まあ、今日は浅瀬もなかったしなあ。ボートだとちょっと楽になるからどうかなと、言われていたのだが、まさにそれになってしまった様子。という訳で、無事に終了してしまいました。まあいいや。あーたのしかった!
★今回の反省/改善
・状況に依るが、今回の場合は +2Kg でよかった(浅場が少なかった)
・ドライでドキドキし過ぎ。落ち着け。
・排気は BC -> 肺 -> ドライ、位の心持ちで良い
 自分で試したせいでもあるが、ドライに空気を沢山入れても、BC の空気を抜いていたら浮かなかった
・ドライでも確認する点は関係なし。せめてエントリ時の方向くらいは確認しましょう
・相変わらず流れに弱い
・ダイコンの見方を覚えましょう1125 雲見_d0018877_21304061.jpg
ちなみに衝撃だったのは、帰る間際に、広間の時計が 1 時間遅く設定されていたという事実がわかったことであった。昨晩、寝たのは 03:00 をまわっていた。そして起きたのは 05:30。ということは、実は 1.5 時間ほどしか寝ていなかったということに、最後の最後で気付いてしまったのだ。どおりで眠い訳だよ!
写真は、出発時の東伊豆より。朝日は夕陽より力があるんだって。こういうのを見ると、そんな気がします。
by hiranori | 2006-11-25 23:59 | Diving


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