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20070722 川奈クリーンナップ潜り

20070722 川奈クリーンナップ潜り_d0018877_22245327.jpg川奈に潜りに行ってきた。今回は、「川奈ダイビングフェスタ2007」というイベントの水中クリーンナップに引っ掛けて行ってきた。日頃遅刻したりドタキャンしたり、と、迷惑をかけっぱなしの、ジェスター(川奈でお世話になっているショップ)にお礼を兼ねて行こう、という企画。という位なので、企画者、私。今回寝坊したら、川奈で私が企画したダイビングを 3 連続寝坊、という記録(ジンクス?)を作ってしまうので、さすがにドキドキしてしまった。
無事に朝も起きれ、しゅっぱーつ。しかしお天気は生憎の雨。無事に起きれたからだろうか。新しい方々を加え、おしゃべりしながら進んでいくと、徐々に雨も上がり、支障が無い範囲になった。ちなみにお天気についていうと、その後臨時日焼けサロンが開かれるほど晴れ間が現れた。きっと私の日頃の行いがいいせいだ。
川奈につくと、かなりの人。さすがお祭り状態だけのことはある。個人的には、こんなに川奈に人が集まっているのを見るのは初めてだった。なんとなく川奈の説明をして準備をし、早速みんなで潜りに行った。

1 本目 「まずは川奈ビーチに慣れましょう」 Entry -> ロープ -> 砂地と岩地の境目 -> Exit
セルフでは川奈はまだ 3 回目位の私。ロープを伝って入って、砂地と岩場の間を通って、というレベルでしか覚えてない。地形が単調なので、砂地に迷い込まなければ大丈夫、というのは分かるが、まあちょっと 1 本目は確認しながら潜りたい、と、いつもの先生に先頭をお願いして潜った。
とにかく人が多い。エントリ口も多いが、水の中も混んでいる。IOP や大瀬も多い時は凄いけど、川奈は混むイメージがなかったので、ちょっと落ち着かない。透明度は、10m は切るが、そこそこ。20070722 川奈クリーンナップ潜り_d0018877_22174746.jpg
ロープ伝いに進み、砂地/岩場の境に到達、北(沖)に進む。土管前のウチワにハナタツがたくさんいるよ、と聞いていたのだが、見つからなーい。いつもの展開どおり、先生が見つけて教えてくれる。くそー、そこのウチワは私も探したのに見つけられなかった。とはいえ、勿論拝ませて頂きに行く。黄色とオレンジ?の斑模様で、なかなか可愛い顔をしている。やっぱりタツ系はかわいい。ただ、どうも今日の川奈の人口の多さに辟易しているらしく、心なしかうんざりした顔をしていた。キイロウミコチョウ、「丁寧に探せば見つかる」らしいベニカエルアンコウも併せて探したが、見つからず。せいぜいイボウミウシがまた見つかったくらいであった。

2 本目 「砂地探訪、果ては墓場」 Entry -> 西側壁沿い -> 砂地 -> 境目 -> Exit
エントリしようとおもったら、タンクなし。ショック。サービスまでうろうろ、空気充填小屋までフラフラ、と、潜る前に時間が掛かってしまった。でも充填小屋のバイトの兄ちゃんも、暑そうだし大変そうだった。そりゃねぇ。こんなに一気に来られちゃねぇ。ちなみにその時我がチームには、空気を充填できる人が 2 名もいたりした。
2 本目からチーム分けをしようかと思ったが、やはりイマイチ自信が持てず、バディ制を敷いて潜ることに決めた。今回のテーマは砂地。エントリしてロープ沿いではなく、堤防沿い(西)に進んでから砂地を北上、途中トウフ岩と鳥居を見てから岩場に戻る、という予定。
まずは堤防沿いに西へ。目的はアオリイカ、まだ産卵しに来ているらしい。が、残念ながらアオリイカは見つからず、卵だけ発見。アオリイカの卵は、いつ見ても不思議な物体だ。
そこから北へ。砂地探検の始まりである。予測はしていたが、行けども行けども砂地。トウフ岩も鳥居もありゃしない。きっとこれは、卵探しで西に寄り過ぎてるんだろうなあ、ということは容易に想像がついた。次の目印だったロープ(岩場から砂地に向かって伸びている)を目標に、北上を続けることにする。
20070722 川奈クリーンナップ潜り_d0018877_22201162.jpg途中、岩の横でマダコを、木の陰でハリセンボンを見つけた。ハリセンボンは、相変わらず奈良美智のイラストのような顔。あのアンバランスさが可愛くて好きだ。しかし「3 度膨らんだら死ぬ」という話が気になって(相当なストレスが掛かるので、らしい)、メンバーを呼ぶのがこわごわになってしまい、あまり注目してもらうことはできなかった。ハリセンボンに生まれるというのも、なかなか大変だ。
その横では先生がヒトデをひっくり返して起き上がり方を観察していた。足を徐々に延ばし、見事、起き上がることに成功!拍手喝采のあと、先生はヒトデ君をまたもあっさり裏返したのだった。鬼だ。ヒトデ君が、不条理な世の中に絶望しないことを願う。
もしやロープさえも外したかもしれない、と思いながらもう少し様子を見ることに。砂地にはたくさんのハゼ。珍しいのか珍しくないのかさえも全く分からないが、これだけいたら、ハゼばかりを狙う1 本も楽しそうだな、と思った。どれだけたくさんの種類のハゼと会えるか。是非次回の川奈では、テーマにしてみようと思う。ここで右斜め前方(北東)にでかい物体を発見。サメかエイか?!と思っていると、どうも様子がおかしい。これは死体だ。でかいサメの死体。お腹の白さが奇妙に目立っていた。おそらくコロザメ。どうしてこんなところで死んでいるのかは不明だが、なんとも奇妙な感じだった。このあたりでエアが 100 強。そろそろ分かるところに戻っておかないと、と、岩場(東)の方へ戻ることにした。岩場に戻る間にエイの死体発見。まるで毒ガスが撒かれたような光景で、なんとも不気味だった。彼らはどうやって死に至ったのだろう。なんとなく写真を撮るのがはばかられて、撮影は控えた。
岩場が遠い、と思いながら進んでいると、左斜め前方になにやら物体発見。こいつはもしや・・・土管だ。おーい。こんなところまで沖に来てしまっていたのか、と、ちょっとガックリした。土管と言えば、1 本目のハナタツゾーン。本当は、人も少なくなったところで改めてハナタツ探索をしたかったのだが、どう考えてもエアが不足しそうで、諦めた。無念。そこからは浅めの岩場上を通って帰った。途中、エアが不足したメンバーも出て、他のメンバーのヘルプを受けながら Exit。そもそも折り返し地点の見極めが甘かったな、と反省した。お陰で戻りが急ぎ足になってしまったし。フォロー頂いた皆様、ありがとうございました。
砂地から岩場に戻る時に、自分では南東に戻っているつもり(岩場に寄りながら少し岸より)のつもりだったが、北東に寄って戻ってしまっていたらしい。なんでだ?「深度もどんどん深くなっていってたよね?」と、指摘を受け、方向を見る(間違ってたけど)だけではなく、深度も一緒にチェックしないとダメだったことも反省した。

3 本目 「鳥居はいづこ」 Entry -> トウフ岩&鳥居 -> 境目ウロウロ -> Exit
2 本目で見れなかったトウフ岩と鳥居を見に、再度砂地へチャレンジ。今回は先頭をRさんにお願いした。ちなみにR氏、泳ぎがすっごい綺麗。私がすぐに前に行ってしまうので、R 氏を後ろから見ることは滅多に無い。それだけでちょっとワクワク。
エントリ後、まずは 100 本記念のメンバーの写真撮影。砂場に出た方が開けていて明るいかと思って少し移動したのだが、全くもってニゴニゴ。これなら入ってすぐに写真撮ればよかった。申し訳ない。ピンのどアップ撮影をし、なんとか記念っぽくなった。日も翳ってきていたので、余計透明度が落ちてきたんだろうな。
20070722 川奈クリーンナップ潜り_d0018877_2222849.jpg砂地と岩場の境目をすぐ北上すると、すぐにトウフ岩発見。ここにはさっきとは比べ物にならない、大量のアオリイカの卵がついていた。こんなところに産みたくなるものだろうか。私がアオリイカなら、そそられないと思うんだけど。他にも生物がきっとついているに違い無い、ということで、ぐるっと探索。東側の壁上に、動く細いものを発見。ヨウジウオ系のようだ。このサイズは初めてみたので、近くにいる人にお知らせ。小さくて可愛い。他にもソヨギyg、カサゴyg など、幼魚系が結構周りにいた。透明度も悪かったし、人数も多かったのでそのあたりで探索をストップしたが、もっと探すともっと色々見つかりそうだ。次回はこいつも舐めるように探索したいところだ。
20070722 川奈クリーンナップ潜り_d0018877_22241819.jpg更に北上を続けると、砂地の上になにやら物体を発見。こいつはもしや!と思って見に行くと、大当たり!ザ☆カエルアンコウ。近づくと、なんかでかいのが来たんだけど、といいたげな様子で、頭の上のエスカをちらちら振っていた。本日何度もカサゴyg を見間違えたが、今度こそ本当にカエルアンコウに会えちゃったぜ!ということで、リンリンと皆さんに披露。皆さんは、へー、という様子だったが、私的にはとても満足。いい仕事したなー、私、と浮かれていた。しかしその直後、危うくバディを見失いそうになり、この透明度じゃ浮かれている場合じゃないよな。反省した。
20070722 川奈クリーンナップ潜り_d0018877_22254847.jpgその後、岩場へ戻る。岩場周辺ではアジにたくさん遭遇した。まずは小型のアジによるアジ小隊、続いて中型アジによるアジ中隊、そして見るからに美味しそうな、でかアジのアジ大隊が次々にやってきた。これが透明度高いキラキラの海だと、ほんともう、幸せ絶頂なんだけどな!濁っていて残念。3 本目だったこともあり、綺麗だとかかっこいいとかよりも、とにかくこいつが食いたい、にしか意識は向かなかったが、いい群れだった。ビデオ撮影をされていた方がいたので突っ込まずに大人しくしていたら、すぐ横で先生がざっくりアジ隊に突撃していた。くそー、私もやりたかったのに!次回はやろう。
最後、Exit 前にロープを過ぎてもまだ R 氏が進んでいたので、いいの?と、止めに入ってしまった(ロープに戻って Exit した)。さすがに分からなかったということはないだろうし、まずったんじゃないだろうかと思って後で聞いたら、「安全停止時間が十分ではない気がして、-5m 前後の深度が取れるところをもう少し進もうと思った」とのこと。やはり・・・止めてごめんなさい。セルフって、こうじゃない?ああじゃない?と、中で相談/議論しながら進んでいいと思っているので意見してみはしたものの、ちょっとひっかかったままになってしまった。
今回驚きだったのは、トウフ岩から少し沖へ出たあたりで岩場の方へ戻ったものの、まだエントリのロープを過ぎていなかったこと。あのロープって、そんなに斜めに走ってるんだなあ。位置関係がまた一つ、新たになった。
もう一つ、衝撃だったのは、鳥居を見ていないと言ったら、周囲が驚愕したことだった。どうもトウフ岩のすぐ近くにあったらしい。獲物も見つけ、満足な 3 本目だったのに、そんな落ちがついてしまった。あらら。次回はこれもリベンジになってしまった。
ちなみにトウフ岩のところで会ったヨウジウオ君、後で調べて、ホシヨウジか?といっていたのだが、どうも違うっぽい。何故ならホシヨウジは口が長いらしいのだが、こいつは短かったので。ホソウミヤッコyg、というのが現在の私の判定。魚の判別は難しい。
今回の川奈で、大分川奈のナビには自信がついた。次回は私が先頭でチームを持っても大丈夫だ、と思える位。いい機会になってよかった。川奈、地形が分かってくるとまた潜りたくなってきた。これまではそこまで好きなポイントじゃなかったんだけどな。
最後は「おお田」でご飯を食べ、解散した。参加者の皆様、ありがとうございました。また行きましょう。
by hiranori | 2007-07-22 23:59 | Diving


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