読書の秋:本 Review×4

本を読むときは、昔から持っている本を読み返す場合と、新しい本に走る時と、2 タイプ。今回は久々に新しい本を立て続けに読んだので、ちと Review。

d0018877_1315442.jpgシンデレラ・ティース: 坂木司
実家に帰ったときに妹の棚にあったので、拝借してきた。この人の本自体、妹に借りて読んだ事があったのだが、基本的に純粋な、人の良いというか、気持ちのいい作風の人で、気楽に読めるのがよい。前に読んだひきこもり探偵シリーズは、20代半ば位の男性 2 人が主に活躍していたが、今回はいわゆる女子大生が主人公なので、あらかわいいわねー、って感じ。歯医者に関連する話なので、ティース、の名が付いている。
なんにせよ、嫌な気持ちにならないところがよい作家さんだ。他の本も、ちょっと読んでみたいねー、と、妹と言い合った。

d0018877_1323086.jpgパーフェクト・ブルー: 宮部みゆき (画像はハードカバー版)
なおちゃんオススメの一品。悲しい、というのが第一の感想。私は毎度、宮部みゆき氏にやられる(あっさり騙される)のだが、この時もあっさりやられた。語りをしている人物(?)がそもそも意外で、そこからして、ヤラレタ!って感じ。
私が騙されやすいということを加味したとしても、彼女のすごいところは、だってそんなの実際に私に起こっても、絶対に気付かないよ、分からないよ、と思わせるところ、私にだって起こるかもしれない、と思わせるところだと思う。普通の中に恐怖を混ぜるのが上手い。「火車」を読んだときにそれをすごく感じたが、この作品でも、やはり同じことを思った。ほんと上手いな、この人。ちなみに「火車」の方は、ほんとに怖すぎて二度と読めていない、私的にはいわく付きの作品。この本も、作品そのものに力があるので、一気に読んでしまいました。なおちゃん、オススメありがとう。
にしても、これがデビュー作かよ。ほんと、化けもんだな。すごいと思う。やっぱり天才って、一作目から天才であるものだろうか。

d0018877_1333993.jpg食堂かたつむり: 小川糸
現代版「キッチン」ですな。現代版、って!「キッチン」も、十分に現代なのだが(笑)。もちろん全く別の話なのだが、自分には何も無くなったと思った時に、あ、でも私にはキッチン/料理がある、と、思うところが似ていると思う。こういう本って、食べることに特に興味が無い人は、どう思って読むんだろう?私はとにかく興味アリアリなので、ふと、そんなことを思った。
サラッと読んでしまったので、もう一度のんびりじっくり、コーヒーでも入れて読み直そうと思っている。ハードカバーの本なのだが、カバーの色と絵が可愛くていいんだよねえ~。

d0018877_1342996.jpgその日の前に: 重松 清
しまったー、この人、浅田次郎系だった、と、読み始めて思った。話が綺麗過ぎるのである。そのくせ、毎度泣かされるのである。大人の配慮のある文章、とでもいうのだろうか。要はこれも、上手い、ってことなんだと思う。
今回この作品を読もうと思ったのは、この間テレビで永作博美が出ていたから。彼女の最新映画の原作なのである。話がずれるが、永作博美っていいと思う。肩の力が抜けていて。もしくは、抜けているように見せられるだけの力があって。あんな可愛い大人がいるんだ!と、毎度彼女を目にする度に思う。昔友達が番組制作会社に勤めていて、彼女と一緒に仕事をしたのだそうだが、ものっすごくいい人で、とにかく酒が強い、と言っていた。酒が強くていい人で、かつ可愛いなんて、そんなのありかー!永作、いいなあ。
この作品が、そのまま映画になって、永作が演じるのであれば、観にいってみるのもいいかもしれない。旦那がナンチャンなのが不思議。でも、はまるといえばはまるか。
意外とこんな風に思うのかもしれない、というところに、妙な説得力がある作品だ。
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by hiranori | 2008-11-01 01:10 | 音楽・本/漫画・映画・芸術・TV


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