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Singer Songer

ついに捕まってしまった。はまってしまった。やっぱり Cocco はすごい、と思わせる歌声、音楽。もちろん Cocco だけじゃなくてくるりの岸田さんや他のメンバーたちの力はすごい。Cocco 一人の力ではない。私がただ、これまでずっと Cocco ファンだったので、Cocco について一番感慨深く感じる、ということなのだ。
今更ながら、初花凛々をヘビーローテーションで聞いている。これをいつでも聞きたいが為に iPod をやっぱり買おうかと思うくらいだ。シングルについていた DVD を見てみた。これを見るだけで泣かされそうになるとは思わなかった。沖縄とのギャップが激しい。沖縄は、最終的に子供たちは一緒になって歌ったし、「人を動かす為にはこれだけのことをしなければ」という彼女の哲学、意志の強さに納得し、感動させられた。しかし、反面、彼女の一人の力という痛々しさは感じていたのだと思う。プロモーションを見ても作成過程を見ても、彼女の肩の力は抜けている。笑って歌っている。やめた瞬間から、歌いたくてしかたが無かったと彼女は言っていた。それだけに、DVD の中の彼女の嬉しそうな顔や声を見聞きすると、泣きそうになるのだろう。
いつか自殺するのではと思うような人だった。それ位危なっかしさを感じていた。でもこの仲間に会えて、その危うさは払拭されている。それによって、彼女のどろどろした部分が影をひそめていて、それに対してショックを受けているファンも多いようだ。それでも私は彼女の伸びやかな声や表情、表現に感動せずにはいられない。最高だ!
DVD を見ていて、新たな発見があった。楽曲って、ものすごくたくさんの音が絡んで、いつも聞いている「曲」になるんだなということ。レコーディング中のオフショットが DVD に入っていたのだが、ばらばらと音が入っている箇所がある。そこが面白い。パートの音を考えられるのってすごいな。主旋律 -> 歌詞 -> 副旋律、という感じで聞くので、そろそろ聞きなれてきたこの曲は、副旋律の興味が移ってきたというのもあるみたいだが、なんせ裏で鳴っている音が面白い。
by hiranori | 2005-07-04 01:08 | 音楽・本/漫画・映画・芸術・TV


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