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SALT&TRUCK - テレ東バンザイ -

いやー、テレ東、前から結構好きだったけど、この日曜日はほんとよくやった。
SALT こと塩谷哲が音遊人(みゅーじん)に出るというので、楽しみにしていた。彼はとても素敵なピアニストだ。ライブ中も笑顔の彼だが、テレビの中の SALT もやっぱり笑顔。人懐っこく、楽しそうに音を鳴らしていた。「音」を「楽しむ」と書いて「音楽」な訳だけど、SALT の音を聞くと、まさに音楽とはこれのことを言うんだ、という気がする。短い時間だったけど、やっぱり素敵だ、SALT!
意外だったのは、娘に対する指導。娘が何の気なしにピアノを弾く(音を出す)ことに対して、厳しい(≒怒る)のだという。感覚的に弾いているように見える彼なのだがそんなことはなく、その実は計算された結果であり、紆余曲折の結果なのだろう。へえぇ。
昔はもっと自分を主張していたというコメントも、意外だった。私は彼の音がすごく好きなのだが、彼がメインであるよりも、サポートしていたり、他と絡んでいる時の音の方が好きだ。ものすごく他の音を引き立てるし、SALT もすごく楽しそうだからだ。彼にサポートを頼みたがる、彼と共演したがるアーティストが多いことも、よく分かる。SALT もみんなで演奏するのが好きらしく、今回の放映の中でも「一人だと一人のグルーヴ、これが複数だと、もう!」と言っていた。でもそれは、「相手の音を聞く」という彼が最近得たことによって増長されていることのようだ。最近得た、という解説に、不思議な感覚を覚えた。SALT は私より一回り大人だけど、ピアノ界から見るとまだまだ若いのだそうだ。そしてきっと本人も、まだまだ青いなあ、なんて思ったりするのだろう。きっとこの不思議なゾーンを、彼は今後も進んでいくのだろう。私から見ると大人で、だけどいつまでも若い SALT。次はどこで彼の音が聞けるかな。楽しみだ。
ところで「音遊人」を見る前にテレビを付けていたら、ソロモン流をやっていた。ソロモン流は、私は、好きな時と特にそうでもない場合があるのだが、今回のソロモン流は、思いっきり私好みだった。TRUCK という大阪にある家具屋さんが出ていたのだが、なんとも素敵な家具を作っているお店だった。シンプルで、でもどっしりしていて、馴染みやすそうな家具。居心地のよさそうな家具。家具職人である旦那さんと、コーディネーターというかプロデューサーというか雑貨作家というかフォトグラファーというか、の奥様と、そんなお 2 人がオーナー。自分達が欲しい物をとことん追い求めて作っているのだそうだ。「お客さんのために、とか、そんな訳じゃないです」なんてナハハと笑っていた。嘘が無くていいと思った。無責任ではないマイペースさも、好きだと思った。
昔から、いつか自分の部屋に自分の好きなソファーを置きたい、と思っている。とはいえまあ広さもあるわけではないし、すっごく好きなソファーが見つかった訳でもないし、スペースとソファーを見つけることができればね、と思って先延ばしにしていた。しかしこの番組を見てガツンとやられた。FK Sofa シリーズ。見つけた、私のソファー!そんな気分。ま、いいお値段ではあるんだけどさ。テレビや PC の画面を通して見ただけなので、実際に座ってみた訳ではない。是非とも今度関西に帰ったときに玉造を訪れて、ソファーに触れてみよう。
SALT と TRUCK の 2 人に共通することに、「類友」があると思う。親しくしている人たちや彼らのファンが、またいい色を出しているように思うのだ。SALT であれば佐藤竹善や小曽根真、柴田淳、TRUCK の 2 人だとケンタローや山崎まさよし、ナガオカケンメイ、それにたくさんの犬達とねこたち。プラスの空気が繋がっている、そんな感じ。自分の好きなことを好きなようにやって、かつヤな感じじゃないって、いいなあ。
そういう訳で、昨日のテレ東、サイコー。今後も面白い番組をよろしく。さーて今日は、カンブリア宮殿の日だ。
by hiranori | 2009-02-23 17:21 | 音楽・本/漫画・映画・芸術・TV


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