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ぱくぱく!パクチー ~ paxi house tokyo ~

5月某日、東京・経堂にある、パクチーハウス東京 に行って来た。パクチーハウスは、日本初、いや、世界初の、パクチー料理専門店。メニューは、ドリンクからデザート(!)に至るまで、とにかくパクチーを使用した食べ物がずらり。パクチーは、別名コリアンダー、香草、とも呼ばれ、納豆レベルで好き嫌いの分かれる食べ物である。嫌いな人に言わせると「草の味がする」「カメムシの味がする」「酔って吐いた時と似てる」etcetc。事実、和名は「カメムシソウ」だったりするのだが、好きな人は驚異的に好きな不思議な草である。今回はこれが好きでたまらない!というつわもの達が集まり、みんなでパクチー料理を食したのだった。
まずはビールで乾杯。コリアンダーの種が使われているビールが世の中にあるとは全く知らなかった。しかも意外と普通にある。またこの店は旅好きのオーナーが主催しているだけあって、世界各国のビールが取り揃えてある。パクチーに集まったはずの猛者たちは、すっかりビールにうっとりするのであった。
続いて生春巻き。こちらはパクチー満載。見た目にも綺麗だが、味はというと、、、う・ま・い!こりゃうまいー。今回の使命を思い出す我ら。ああ、パクチー万歳!一緒に頼んだ、ミミガーや砂肝も、とてもおいしかった。美味しかったけど、大分前なのでもう大分忘れたな・・・。
今回のメインは、「ラグマン鍋」。中央アジアで食べられる、トマトベースの鍋だ。大量の野菜とトマトベースのスープ、そして羊肉。これをくつくつやるのだ。想定以上の野菜の量が嬉しい。で、肝心のパクチーはというと、香りが飛んでしまってはもったいないので、食べる時に自分の小鉢にえいやと投じるのである。ある意味、パクチー嫌いの人にも食べられる鍋かもしれない。
とはいえ、我々の目的は、パクチーである。鍋を出してくれるときにお店の人が言った。

「パクチーが足りなくなった場合は、『追パクお願いします』って声をかけてください」

追パク=追加のパクチー、ということだ。なんと嬉しい話であろう。で、ラグマン鍋にパクチーを投入して食べると、うまーい!パクチーを入れないと、結構あっさりした味なのだが、パクチーを入れると、ガツンと来る。我々は次々にパクチーを小鉢に放り込み、元気に「追パク」をお願いしたのだった。お店の人たちの視線は、あたたかかった。調べてみたところ、どうもラグマンというのは麺のことで、それの入った鍋、というのが、今回のラグマン鍋、であるらしい。確かに〆はうどんのような手打ち麺が出てきた。
この合間に注文したのが「パク天」。パクチーの天ぷらで、タワー型で出てくるのだが、これが、めちゃうま。うまうま。とにかくうまい!確かにあくの強い山菜類も、天ぷらにするとあっさり食べられたりする。パクチーもまさにそんな感じ。パクチーがダメな人にも試してもらいたい。5 人で 2 つ頼んだのにあっという間に崩し食べてしまい、写真は撮影し忘れた。あーあ。でもとにかくうまいので、是非とも食してみて下さいまし。デザートは、、、個人的には、パクチーでなくてもいいかな。だとしても、ほんと、美味しく楽しい時間でした。ご馳走さま!
この店がある経堂の商店街は、東京農大が近くにあるため、かなり面白いらしい。今回は時間がなくてほとんどウロウロできなかったので、次回はそれも含めて行きたいと思う。
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by hiranori | 2009-07-01 00:22 | ごはん・たべもの


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